清里の現場3

清里の現場3

2017.07.11
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清里の現場ですが、暑い中、順調に工事が進んでいます。

前回のブログでご紹介した山留鋼についてもう少しご説明します。

がけが崩れないようにするためにするための仮設工事を山留工事といいます。

山留の方法は何種類かあるのですが、今回は「親杭横矢板工法」という方法を採用しています。

これはH形鋼を適切な間隔で地面に差し込み、

H形鋼の間に板(矢板)を建て込んでいって土留めの壁とする方法です。

普通はH形鋼(山留鋼)を地中に刺し込んで行き、

そのあとで矢板を建て込みながら地面を掘っていくのですが、

今回は地盤が固くて山留鋼を刺せないことが予想されましたので、

地面を掘ってから、山留鋼を設置。

その根元をコンクリートで固めて山留鋼を固定して、

矢板を建て込みながら、矢板の裏側に土を戻す施工方法を取っています。

もちろん、山留も構造計算をきちんと行い、安全を確認した上での施工です。

今回の計画では山留鋼を19本施工する予定なのですが、現在、12本が建て込まれました。

12本のうち、6本は根元を固めるコンクリートの打設がこれからなのですが、

その内の3本は本日の打設で終了の予定です。

本日で19本中9本が完了。その他にも3本が建て込みが終わっているので、

大体半分終了というところでしょうか。

この調子だと、7月中には山留工事が終われそうです。


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コメント

2 thoughts on “清里の現場3

  1. 丹沢登志郎 より:

    こんばんは。なかなか難工事ですね。
    土を見るとつい、「粘土ではないか?」と思ってしまいます。写真で白っぽい塊は粘土でしょうか?
    八ヶ岳山麓では見つからないとは思っているのですが、清里も、奥の方では秩父山系と接しているので、あるいは・・・と。
    犬散歩で三分一湧水公園から見える現場も順調に進んでいるようですね。暑い夏、皆様無事にお励みください。

    1. yamaguchi より:

      丹沢登志郎 さま、コメントありがとうございます。
      現地の地盤は、表層の50cmくらいは黒土、写真の赤っぽい土の部分は粘土っぽい赤土です。
      その中にある白っぽい塊は石です。おそらく、昔八ヶ岳が噴火した時の噴石ではないかと思います。
      写真には写っていないのですが、赤土の下は岩盤で、濃灰色の土です。
      この岩盤が曲者で、掘削にかなり時間がかかっています。
      これからも安全を心がけて気をつけて施工します!
      三分一湧水公園から見える現場もこれからどんどん工事が進みます。

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