都会の喧噪を離れて農を愉しむ
2016.06.09 カテゴリ: タグ:
日本一の日照時間を誇る明野町。
そこに関東から移り住んできたSさんご夫婦。
野菜づくりに励みながら、日々自然を満喫する生活を送られています。
明野の家
- 新築・在来軸組工法/2005年竣工
- 薪ストーブ・OMソーラー搭載
ナナミちゃんの農事通信
すでに発行から200号を迎えた「ナナミちゃんの農事通信」。明野での田舎暮らしと野菜づくりが克明に紹介された情報紙を制作されているのが、Sさんです。日本全国旅行をしながらセカンドライフの居場所を捜していたというSさん。
明野町の自然に惚れ込み、この日照時間日本一という条件を活かす家づくりを考えたそうです。OMソーラーはインターネットで知り、遠路はるばる関東から地場工務店の見学会に参加して、山口工務店さんを家づくりのパートナーとして選ばれたそうです。
セカンドライフを満喫するために。
基本プランはお施主さんであるSさん自らが図面を描かれたそうで、それを山口工務店の山口社長がプロの視点でリメイクした設計になっています。小さいけれど、狭さは感じさせない空間構成。新しいけど、いままで生きてきた人生の年輪を感じさせる落ち着いた仕上げ。玄関には大きな土間と薪ストーブ、どこか懐かしさを感じる間取りと仕上げ、そこかしこにあるアンティークな小物、2階には大スクリーンのあるホームシアターと、第二の人生を謳歌する住処のひとつの理想ともいえる家になっています。
心が安らぐ、雨でも愉しい家。
大屋根にベンガラ色の外壁のたたずまいは、まるで何年も前からここに建っていたかのよう。そこかしこに飾られたノスタルジー溢れる小物たちが、この家が新築であることを忘れさせます。
「日照時間日本一とはいえ、雨の日も雪の日もあります。そんな雨の日でも愉しく過ごせる家にしたかった。」そう語るSさんの想いは、見事に叶えられたのではないでしょうか。