ひよこハウスで暮らす

ひよこハウスで暮らす

2016.06.14 カテゴリ: タグ:

特徴的なひよこをモチーフにした
外観のKさんの家。
それは、まさにひよこが
元気にすくすくと成長できる
巣箱のような家でした。

ひよこハウス

  • 新築・在来軸組工法/2007年竣工
  • 薪ストーブ・OMソーラー搭載

妥協せずに探し続けた先にあった、山口工務店との家づくり。

KさんがOMソーラーの家づくりに出逢ったのは6年前。これまで壁で仕切り廊下でつなぐ間取りが当たり前だと思っていたKさんは、OMソーラーが可能にするオープンで解放的な空間にとても驚かされたといいます。さっそくOMソーラーの本部に資料請求をし、いろいろな工務店の見学会に参加され、家づくりをスタートされるまでに3年の年月を費やしました。
そんななか、「見学を終えてクルマに戻って、どちらともなく「ここで決まりだね」って言った」のが、ここ山口工務店。しかしながら、そこで簡単にプランをお願いしてしまうのではなく、「皆勤賞」といわれるくらい見学会に足を運びながら、自分たちの家づくりのイメージを固めていったKさんは、家づくりを考え出して4年目に「設計カード」に自分たちの家づくりへの思いをぶつけてみることにしたのでした。

ぐるぐるまわれるスキップフロアの家。

設計カードに書くという作業は、夫婦の間で微妙に差を縮めていくのにとてもよかったとKさんは当時を振り返ります。そこから1年以上掛けて設計されたKさんの家は、大きな吹き抜け、図書館のような壁一面の本棚、籠もり部屋に登り棒のある子供部屋、さらにはミニが納まるガレージ、その後ろには木工室と住まいというより学校のような佇まい、そこかしこに居場所があり、家族それぞれが思い思いの時間を過ごしながらも、一つ屋根の下でつながっているという実感をもつことができる住まいです。 
「こんなに大きな吹き抜けがあるのに、真冬でも15℃以下にならないのはOMソーラーのおかげです」とKさん。圧倒的な開放感と温熱環境を両立するOMソーラーの効果には驚くばかりです。

もう一度建てても、同じ家にする。

長女のトレードマークの「ひよこ」を家のシンボルにしたかったというKさんの思いは、妻側の壁に見事に表現されました。それ以外にも「ねずみの巣穴」や五線をモチーフにした回廊の手すりなど、Kさんの思いはすべてカタチになっています。「毎日現場にきて、いろんなお願いをしましたが、棟梁も大工さんもイヤな顔せずに応えてくれました。」とKさん。もちろん、工事そのものもしっかりとやってくれて、「こんなにしっかりとつくる基礎を見たのははじめて」とか「いまどき珍しい太い梁を使っているね」とか、近所の方からも声を掛けてもらったと、Kさんは施工当時を懐かしく振り返ります。
毎日現場に足を運び家づくりの過程を楽しんだことは一生の思い出になったようです。「唯一やっておけばよかったと思ったのが、ガレージと木工室の断熱くらい。とにかく、もう一度家を建てる機会があったとしても、山口工務店に頼んでこの家にする。」と言い切るKさん。「ひよこハウス」はその名前の通り、元気な子供たちが伸びやかにすくすくと育つ、子育て住宅でした。


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